ただの日記みたいな

日々、思ったことなど

「ルネサンス 歴史と芸術の物語」(池上英洋著)を読んだ

Renaissanceは、イタリア人ヴァザーリが『美術家列伝』で用いた「rinascita」(rinascita[ri:再び+nascere:生まれる]の名詞形)という用語からきているらしい。この本では、ルネサンスとは本来何を意味し、何をもって始まり終わったのか、歴史的背景に重点を置いて、紐解いていた。大まかな時代の流れがまとまってたのと、図が多かったのとで読みやすかった。美術史は美術だけでなく、その時代の政治や経済に多く影響を受けていることを知ってさらに奥深さを感じた。自分にもっと政治や経済の知識があれば(ほぼ皆無)、もっとこの本を楽しめたのではないかと思う。あと、ルネサンスときいて何人か有名な画家や彫刻家があがるが、それ以外にもたっくさんの芸術家が意味のある作品を残していることを知った。クラーナハブリューゲルは個人的に好きな絵じゃないし別に~なんて思ってたけど、この本を読んでもっと知りたいと思った。(ブリューゲルの描くバベルの塔は円形(楕円形)のプランを持ち、まるでコロッセオのように右下にかけて斜めに外周が切断された形になっている!(消化の例、ベッドフォードの画家のバベルの塔との比較(この差はルネサンスの画家として「古代ローマギリシャ」のモチーフを消化したかどうかの違いに尽きる。))

 

政治と経済を知らなきゃ…orz

 

〈メモ〉

プロト・ルネサンス

古代に学ぶ

「空間性」「人体理解」「感情表現」の3要素は、ルネサンス絵画にルネサンス性を付与している重要な3要素である。

神の被造物である自然に欠点はなく、芸術家が自然を模倣することは、神による被造物を忠実に写し取る行為として肯定的に捉えられた。(⇔プラトンの「イデア」の模倣、偶像崇拝禁止の原則(「イコン」の解釈))

ブルネッレスキの街

ギベルティの最後の晩餐 サンジョヴァンニ礼拝堂の北扉と東扉

 

ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)