ただの日記みたいな

日々、思ったことなど

「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」(兵庫県美) へ行ってきた

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち [兵庫県立美術館]

オールドマスターってのはルネサンスから18世紀までの巨匠たちを指すらしい。ヨーダ感溢れる呼び名🤗
美術の流れはルネサンスから、バロックロココ新古典主義ロマン主義、そして現代へとつながる。このような流れは歴史を縦割りにした「時代様式」であるのに対し、横割りにして観た視点を「国民様式」という。(17世紀は美術におけるイタリア優位(イタリアルネサンス)が揺らぎ始め、各国から巨匠が輩出された時代だそう。) 今回の展覧会は国別の6章構成(イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、イギリスとドイツ)という国民様式を感じられる設定になっていた。

今回なんの知識もないままふらっと行って(毎回そうだけど)、ロシアの絵を観るもんだと思ってたから、ヨーロッパの各時代の有名画家の絵が揃っていて驚いた。個人的に好きなレンブラントの絵もあった。
レンブラントの絵は「運命を悟るハマン」。登場人物3人の感情がどんなものか、想像力をかきたてられる。レンブラントの、背景が暗くて深い、主人公にぼんやりとスポットライトが当たる絵はとても好き。フェルメール展が数年前に神戸市立博物館に来た時にレンブラントを知って、そこからすんごい好きになった。(オランダ絵画が好きなのかもしれない。)
あと、今回特に気になった作品が2点。1つ目はカルロ・ドルチの「聖チェチリア」。聖チェチリアは音楽の守護聖人らしい、オルガンを弾く綺麗な若い女性の絵で、寂しげで、でも自信ありげというか頑固そうな印象。ドルチは敬虔なキリスト教徒で「絵を見る者が自分と同様に敬虔な信仰心を抱くよう、宗教的な主題しか書かない」と誓ったそう。ごめんねわたしそんな目で全然観てなかったわ、叶わない理想の人を書いたもんだと思ったわ。
2つ目はフランス・スナイデルスの「鳥のコンサート」。どちらかというと人が描いてある絵の方に心惹かれがちだけど、今回いろんな鳥がキャンバス一面に描かれてる絵にも心惹かれた。イソップ物語の「フクロウと鳥たち」がモチーフになっているらしいが、コンサートといいつつ鳥がギャーギャー泣き騒いでる様子が描いてあるのに、なんか絵的にはめっちゃまとまってて、調和ってなんだ!?笑 って思えたり、楽しかった。スナイデルスの絵も存在も初めて知れたし、あとは他にも知らない画家や、ティツィアーノとか、ルーベンスとか、、ムリーリョとか、この前読んだ本の中にも出てきたトビト記の一場面や、クラーナハブリューゲルの絵もあったし、この展覧会はとても楽しかった。

エカテリーナはもともとドイツ出身の田舎貴族だった。16歳でロシアのピョートル3世に嫁いだときから、自分自身をロシア化し、熱心にロシアに溶け込んでいったそう。展覧会を見終えて直後の感想は、エカテリーナ2世は相当マメな収集家だったのかなとか、優しそう・華やか・明るい・希望を持てるような、などの形容詞が合う絵が好きだったのかなあとか、聖マリアの絵や旅の絵が多かったのでエカテリーナも自分の人生に重ねたのかなとか、思ってたけど図録を読んでそれは違うんだなってわかった。なんとエルミタージュ美術館は絵画だけでも1万7千点を超えていて、そのうち選ばれし85点しか今回観てないんだって。(所要時間1時間半〜2時間、気張らず観れてちょうどいい展覧会だった。フォトスポットもあったよ!)

エカテリーナ2世のコレクションはゴツコフスキー(売買で利益を得るために絵画を収集していて、目利きではなかった)の借金のかたとして絵画を受け入れたことから始まった。当時の王侯貴族にとって、ルネサンス以後の名画を所有することは一種のステータス・シンボルでもあった。美術品の収集には財力はもちろん、情報取集も必要で、情報収集合戦で勝たなきゃ絵も手に入らない。そこでエカテリーナはパリ、ロンドン、アムステルダム、ベルリンなどの大使館を情報発信基地とした。あと、ディドロやそのつてをつたっても絵を手に入れていたらしい。ティツィアーノのダナエもひとつ、エルミタージュ美術品にあるらしいね。すごい。

結論、エカテリーナ2世は気強そうだし、お金持ちすぎる人の気持ちは察することはできない。 なんちゃって。エカテリーナ2世についてもっと知りたいと思った。


参考文献: 図録


メモ
スタンダール恋愛論
ディドロ(啓蒙主義)「この世にある最も美しい色は無邪気、若さ、健康、恥じらいが乙女の頬を染めるあの愛らしい赤である」←めっちゃロココっぽいし素敵!

卒業試験(本試)開始から終了までの一言日記

少し昔の話。公開するか迷ったけれど 自己満足として(数稼ぎ)。

9/1
卒試1個目循環器内科、薬の名前がまじでわからんかったし曖昧な知識ばっかりで反省。
2個目心臓血管外科、ノンテクニカルスキルについての問題があったけどあの先生解けるのかなーとぼんやり思った。
とりあえず進むしかないという意気込み。

9/2
昨日ひとつ終わってもやもやする。
けどもやもやしてる場合でもない。
蚊が1匹わたしの部屋に住みこんでる。

9/3
今日は南郷DrのEBMWSに参加した。
違う頭使ってリフレッシュ、楽しかったし勉強になったし一石二鳥。
夜ごはんもご一緒させていただいて、先生やスタッフの方と色々お話しできる機会になりました。声をかけてくださっててありがとうございました。

今日のEBMWSはSGLT2のNEJMの論文を批判的吟味するというWSでした。患者個人に対してのアウトカムの設定が難しいし、それを叶えるように論文を読まないといけないのがむずかしい。まだポイントを押さえるので必死…いかに自分がツールを使えていないかがわかる。

登場する患者さんの名前がトウガタ カイさんというDM患者さん(63歳男性)でした。奥さんの名前が気になる。
ところで、今の私の真のアウトカムについて考えてみた。卒試を無事に終えるです。代用じゃないです。真です。
P 卒試やばい系女子が
I 今から1時間勉強することは
C 今から寝たり食べたり飲んだりネットサーフィンしたりして1時間過ごすことに比べて
O 卒試を受かる確率が上がるか否か
…こう書いてみるとあがるに決まってるし勉強やろうと思える。頑張る。

9/5
血内と内代のテスト終わって、自己採点では合格、よかった。
色々ヒヤヒヤするし、怖い。
そしてやっぱりひろしくんは、すごい。

9/8
一外科の試験おわり。
過去問通りでよかった。
先生ありがとう。

9/9
次は消化器内科、呼吸器内科、ニ外科。
まだ4つしかおわってないという。
けどこの2週間をあと4,5回と思えばまあ、あっという間やな、頑張ろう💪

9/10
京都の丹山 天 てお酒飲んだ。
めっちゃ美味しいこれはほんとおすすめ。
1人暮らしなのに贅沢すぎるな。

9/11
マッチングの希望悩む。
行きたいところは東京、でも実家に帰られたらという気持ちもある。
悩ましい…。

9/12
循環器内科うかってた、よかった、ほっ。
消化器内科はなめてたら試験難しかった、なめるのは飴だけにしとけよって納得。
潦で豚カツを食べたらまた歳を感じた。

9/19
部活の後輩が差し入れをくれて嬉しかった。
BBピザのピザをみんなでいただいて、お腹いっぱいになった。
1年生のみんながくれたお菓子もチョイスが神がかっててはっぴー、ありがとう。

9/22
前トンカツ食べてからもう10日も経ってたんやな。
今日は脳外の試験だった。
先日の救急は落ちたので、今1敗目。

9/28
皮膚科と形成やる気が出ない。
いや、もしやわたしはすべての教科に対してやる気がでないのではないか。
ところで、ボーエン病を望遠鏡とかいってる人は何人くらいいますか。

9/29
部活の後輩のみなさんに沢山の差し入れをいただいた。
お寿司とビール、最高に美味しかったし、お湯入れる春雨スープとか、ジュースとかすごく嬉しかった。
何よりたくさんの人がきてくれてとても元気がでた、ありがとう。

10/5
マッチング締め切り、出しちゃった。
えいやー。
まだ蚊がかんでくる、やめてほしい。

10/6
よしのくんが新しいSMAP(?)のことですごく嬉しそうだった、よかったね。
席後ろで、試験前に小ネタ教えてくれるの、いつもありがとう。
最近みんなにうざがらみしがちなの気をつけたい。

10/7
髪を切った。
切ってくれた人がかっこよかったのに緊張しなかった…これは末期かな。
鳴門病院のGMカンファに参加した。

10/8
学祭1日目。
風邪ひいたけど友達がライブみにきてくれて嬉しかった。
ほかの人たちもかっこよかった。

10/9
こじこじとしのちゃんが風邪心配してラインくれたの、とても嬉しかった。
みんな優しい。
最近卒業したくないなってふと思う瞬間が、増えた。

10/10
金木犀がいいにおい。
金木犀の名前の由来が気になってググってたら、Wikiに「香りがトイレの芳香剤として1970年代初頭から1990年代前半まで主流で利用されていたため、一部年齢層においてはトイレを連想させることがある」って書いてあった。
なんかひどい。

10/11
ふとカレンダーをみたらまだ9月のままだった。
もう9月のことは思い出したくないのにと思ったけど9月の記憶があまりない。
9月いつ始まったのかもいつ終わったかもわからない。

10/12
昨日りょうくんがくれたマカロン、めちゃめちゃ美味しかった。
ピンクと白いマカロン、かわいいしテンションあがる。
きゃりーぱみゅぱみゅとかぺこりんとか毎日テンション高い理由がわかった気がした、というか、テンションが高いからそういう色の服が着たくなるのかな。

10/13
今日は13日の金曜日だ…
と言ったら、みんなも13日の金曜日だからね、と言われた、たしかに。
小児科終わって次産婦。のこり4つ。4だ。やっぱ13日の金曜日だ。はい。

10/14
学祭延長戦でテイラースウィフト4曲と、isnt she lovely、you are the sunshine of my life、how deep is your love、close to you歌った。
めっちゃ楽しかったし、それ以上に色々語り合った飲み会楽しかった。
音楽は良い。

10/15
実家からパンが大量に(本当に大量に)届いた、嬉しいありがとう。
食パンが美味しい地元の小さいパン屋さん(プチバトー)と、お惣菜パンと菓子パンが美味しいパン屋さんと、クロワッサンが美味しいパン屋さんのパン。
母のちょっとしたこだわりはいつもなんかすごいと思う。

10/18
アトピーが酷くなって痛い。
かきたくないのにかくし、薬飲んだらめちゃ眠いし、もう困った。
早く治したい。

10/19
マッチングの結果が出た。
東京に行くこと、決まってから言うのもアレだけど、少しびびってる。
おばあちゃんが帰ってくると思ってたのにってめちゃめちゃがっかりしてた、泣きそうになった。
けど「えー、帰ってくるとばかり思ってたのわたしだけやと思ってたのかあー、早とちりやったわあ、ほなあんたが帰ってくるまで長生きせななあ…!!」と言われたので総じて良かったのかもしれない。

10/20
今日は地ビール祭り行ってきた!飲んだ中で1番気に入ったのは吉備土手下麦酒醸造所のIPA
いえーいあと試験も1個!(と再試験)
🍺🙆

10/21
1日ゆったりした。最近ゆったりしている時間は人生について考えることが多い。
以前、偉大な作家ですら自分の人生クソだったって言ってるよ、って言われたことがあって、クソな人生って思えるくらいでいいのかなって思うけどその度に母が、クソなんで汚い言葉使いなさんな!って感慨深い形相で言ってたの思い出す。
母はすごい。

11/1
いつの間にか試験終わって明日は救急の再試だ。
さくらちゃんと一緒に勉強するの楽しい。
なにせ元気が出る。

「ルネサンス 歴史と芸術の物語」(池上英洋著)を読んだ

Renaissanceは、イタリア人ヴァザーリが『美術家列伝』で用いた「rinascita」(rinascita[ri:再び+nascere:生まれる]の名詞形)という用語からきているらしい。この本では、ルネサンスとは本来何を意味し、何をもって始まり終わったのか、歴史的背景に重点を置いて、紐解いていた。大まかな時代の流れがまとまってたのと、図が多かったのとで読みやすかった。美術史は美術だけでなく、その時代の政治や経済に多く影響を受けていることを知ってさらに奥深さを感じた。自分にもっと政治や経済の知識があれば(ほぼ皆無)、もっとこの本を楽しめたのではないかと思う。あと、ルネサンスときいて何人か有名な画家や彫刻家があがるが、それ以外にもたっくさんの芸術家が意味のある作品を残していることを知った。クラーナハブリューゲルは個人的に好きな絵じゃないし別に~なんて思ってたけど、この本を読んでもっと知りたいと思った。(ブリューゲルの描くバベルの塔は円形(楕円形)のプランを持ち、まるでコロッセオのように右下にかけて斜めに外周が切断された形になっている!(消化の例、ベッドフォードの画家のバベルの塔との比較(この差はルネサンスの画家として「古代ローマギリシャ」のモチーフを消化したかどうかの違いに尽きる。))

 

政治と経済を知らなきゃ…orz

 

〈メモ〉

プロト・ルネサンス

古代に学ぶ

「空間性」「人体理解」「感情表現」の3要素は、ルネサンス絵画にルネサンス性を付与している重要な3要素である。

神の被造物である自然に欠点はなく、芸術家が自然を模倣することは、神による被造物を忠実に写し取る行為として肯定的に捉えられた。(⇔プラトンの「イデア」の模倣、偶像崇拝禁止の原則(「イコン」の解釈))

ブルネッレスキの街

ギベルティの最後の晩餐 サンジョヴァンニ礼拝堂の北扉と東扉

 

ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)

「デミアン」(ヘルマンヘッセ/高橋健二訳) を読んだ

印象的な一節: 第6章 ヤコブの戦い より ピストーリウスの台詞

「…ねえ、シンクレール、ぼくたちの神はアプラクサスといい、神であり悪魔であり、明るい世界と暗い世界とを内に蔵しているのだ。…(略)…もしきみが非のうちどころのない普通のものになったら、アプラクサスはきみを捨ててしまう。彼はきみを捨てて、彼の思想を煮るべき新しいなべをさがすのだ」

 

主人公シンクレール少年は10歳のとき、自分にとって明るく正しい家族に対して、後ろめたさを感じ始めた。悪友クローマーのせいで、神聖な家族とかけ離れた、堕落した汚い、忌むべき世界に足を踏み入れた。(この小説でいう堕落した世界に堕ちていくのもシンクレール自身が望んで呼び寄せたものではないかと思える。)

 

こういう経験はどんな人にもありそうだ。親が望むことに反した行為は罪悪感と一緒に内緒ができた快感のようなものを生む。その事柄自体に対する罪悪感は微塵もないし、自分が何かしでかしてしまったかもってことが親にバレるのが怖いし、内緒を突き通せてる優越感を感じる。(まあわたしの場合そこまで悪いことした覚えはないし、内緒にしていたことは親に見抜かれていたと思う。なんだかんだ言って親はすごい。)  親から離れて自我を確立していく瞬間なのかな。(とか言って、わたしはまだ親離れできていないすねかじりですが。)

 

デミアンは主人公シンクレール少年の精神に大きく影響を与える上級生の少年として登場し、その時からシンクレールの内面の葛藤を産んだり解消したりする原因になる。話のエンディングからして、シンクレールは理想の内面を手に入れたと思うが、結果的にデミアンは良い方向にシンクレールを導いたんだろうか。シンクレール目線で話が進んでいくので、デミアンがシンクレールにとって崇拝するくらい憧れの存在ってのは伝わるけれど、デミアンがアプラクサスでシンクレールをそう仕向けたという読み方もできるんじゃないかなと思った。カインのしるしの話からもそう思った。なんとなく。でもたぶんそれは作者が伝えたかったことじゃないと思うからまあどっちでもいっか。

 

この本を通して思ったのは、自分の内面と少しでも関わる人すべてが何らかの道になっているということ。シンクレール少年を通して、内面の葛藤と人との関わり方が細かく描かれていた。特にピストーリウス(音楽家、シンクレールの瞑想友達、一種の指導者)やクナウエル(シンクレールを尊敬する下級生)との絡みが面白かった。それと、結局は自分に帰れということ。人と出会い、孤独な思考を延々と繰り返す主人公には何らかの道が開けていた。考えることをやめたら堕落した。自分自身をよく知ることは簡単そうでとても難しいのかもしれない。

 

ピストーリウスが弾くオルガンはこんなんかなーってYouTubeで聴いてみた。

(ブクステフーデのパッサカリア)

Buxtehude, Passacaglia in D Minor, BuxWV 161 - YouTube

 

デミアンはデーモン(悪霊に取り憑かれたもの)から出ているそう。アプラクサスとよく繋がる。

 

2年後くらいに、もう一度読もう。

 

デミアン (新潮文庫)

デミアン (新潮文庫)

 

 

 

ティツィアーノとヴェネツィア派の展覧会へ行った時を思い出してみた

卒業旅行でベネチアに行くこと決定!

そういえば今年の3月にティツィアーノの展覧会を上野でみたなーって思い出して図録を眺めました。('' "は図録からの引用)

ティツィアーノとヴェネツィア派展|東京都美術館

💡ヴェネツィア派とは

ヴェネツィア共和国を中心とする美術の流派で、を駆使した流動的・的・軟らかく自由な筆致を特徴とする。

‘‘ロドルフォ・バッルッキーニは、1969年に次のように記している。「60年のあいだに制作されたティツィアーノの絵画には、二つの成果がある。それはいってみれば、アリオスト的なものと、シェイクスピアなものである。…(以下略)」’’ 

‘‘ヴェネツィア絵画は、都市国有の分化を雄弁に物語るものであり、7世紀の時間をかけて成長し、成熟し、そして衰退していく。’’

ヴェネツィア絵画の基礎となった彩色の技は、サン・マルコ聖堂のモザイク職人、ガラス職人(ムラーノ島の職人に比肩するものはなく長年にわたってその知識と手法は秘密にされてきた)、服飾や髪型の技術(ビロード、ダマスク織、絹織物、ブロケードなど多様な素材の組み合わせ)などに代表される産業にあるといえる、とも図録には記されていました。

‘‘ヴェネツィア派の特徴について、ゲーテはイタリア紀行で次のように触れています。「真昼の陽光を浴びて、潟の上を船で渡りながら、私は華やかな服装をして舟端に立ってゴンドラを漕ぐ舟人が、薄青い水面からくっきりと碧空にその姿を描きだしている様を眺めたとき、ヴェネツィア派の最も優れた、最も鮮やかな絵を見る思いがした。」’’

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Google マップ

ちなみにヴィヴァルディもヴェネツィア出身らしいです。Vが効いてますね。

 

💡ティツィアーノ

ヴェネツィア派の画家(1488頃~1576) 。同時代の人々からは「星々を従える太陽(ダンテ『神曲』からの引用)」と呼ばれていた。

‘‘ティツィアーノ・ヴェッチェリオが活躍した世紀は「イタリア戦争」とそれに伴う都市国家の自由の終焉に始まり、対抗宗教改革とスペイン優位の確立で終わる。この時代、敵対する諸国は同盟を結び、ヴェネチアに圧力をかけた。’’ 

そんな圧力に対しても屈せず、自由に絵を描き続けたんですねー…。

‘‘ティツィアーノは色彩に「息吹」を、つまりは命を与えるものだったのである。’’ 

ほんとに艶感が幻想的。この時代に使われてる朱色、結構好き。割と赤と青のコントラストが目立つ絵が多かった印象だけれど、ティツィアーノの絵は浮いた感じがない。

 

 

この展覧会の目玉はティツィアーノのフローラとダナエでした。 

フローラティツィアーノ 1515年ウフィツィ美術館

 画面一杯に描かれた女性の透明感にはめちゃめちゃ感動しました。フローラは‘‘貞節と快楽をあわせもつ結婚記念画として解釈‘‘されるそうで、ヴェネツィア絵画では‘‘片方の乳房を露わにしている。乳房は、心の扉、多産の象徴、愛情の印、男性を魅了するものであ’’り、‘‘露わにした肩の上に、長い髪を垂らしてい’’て、‘‘花婿が攻略すべき最後の壊れやすい砦にたとえられる、当時用いられていた白い「下着」を身に着けた姿で表される’’、結婚を控えた許嫁だそうです。めっちゃ艶々してたーきれいだったー。

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ダナエティツィアーノ 1544-46年頃 カポディモンテ美術館)

 これもほんまにきれいだったー。ダナエはユピテルと結ばれてペルセウスを身ごもるギリシャ神話の王女ですが、西洋絵画では人気の主題だそうです。完成後この作品をみたミケランジェロ(当時70歳代)は‘‘「ティツィアーノの色彩も様式も気に入ったが、しかしヴェネツィアでは、最初にデッサンをよく学ぶということをしない。これは残念なことだ。ヴェツィアの画家たちは勉強の仕方をもっと改善することもできように、その点が惜しまれる。」’’と、批判したらしい。ミケランジェロはどこらへんを批判したのか素人のわたしには全く分かりませんでしたが、もしティツィアーノがデッサンの基礎をしっかりやっていればミケランジェロも凌驚しただろうと言われているそうです。神聖ローマ帝国皇帝カール5世など有力なパトロンからも多くの依頼がありローマにも渡ったティツィアーノでしたが、地元のヴェネチアを拠点に活動を続けたからこそ、ティツィアーノらしさ(‘‘「色彩の力」、つまり、語り得ないものを表現する卓越した能力’’)が生み出されたそうです。

 これはティツィアーノのが描いた4つのダナエのうちのひとつですが、めちゃめちゃ美人な依頼人の浮気相手をモデルにして依頼人が絵でずっと眺められるようにしてあげたとか、ダナエは黄金と合わせて高級娼婦の象徴として描かれるという話とか、面白いと思いました。

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ダナエ (ティツィアーノの絵画) - Wikipedia

 

…とまあ、ビジーかつ自分の感想がきれいだったーという表現しかできないのがとっても悔しいですね…。そういえばその前の年にカラヴァッジョもみにいきましたが、これもかなり印象的だったので(黒い!赤い(朱色っぽい)!怖い!黒い😱😱😱) また図録眺めたときにでもまとめよーと。

闘魂外来初参加

先日、闘魂外来に初参加させていただきました。

 

どんなことがあったか盛りだくさんすぎて書ききれないので、印象に残った先生の言葉Best 3(Take home message?)を記します。

1.はい、History! 次に、Physical! そしてまたHistory! Physical! History! Physical!(徳田Dr./フィジカル体操)

2.CVACVA脾叩打痛肝叩打痛CVACVACVACVA脾叩打痛肝叩打痛CVACVA…(マツケンDr./Murphyの時代は終わった)

3.ドッぱぁ👐~~ ドッぱぁ👐~~(平島Dr./ARは生半可なもんじゃない!準備して聴きにいかないと聴こえない!)

 

なんのこっちゃ気になった方は闘魂外来に参加するしかないです。

 

先生方はみんな熱くてめちゃくちゃかっこよかったです。そんな先生方から感じたことは「欲望のままに生きてる」でした。サイコーでした。

 

先生各位、病院スタッフ各位、ディスカッションした研修医の先生方や他大学の友人、そして誘って&連れて行ってくれた友人、本当にありがとうございました。是非また参加させていただきたいと思います。

 

最後に宮里Dr.に懇親会で言っていただいた言葉をまとめて書き留めます。

「どんな病院で研修しようと自分から学ぼうとしないと何も得られない。そして、自分に足りないものが分っているなら自分から学びに行けばいい。今日会った先生方に聞けば絶対教えてくれるし、僕も教える。頼ったらいい。それと、人と絶対比べちゃいけない。自分のやりたいことが決まってるんだったら、今やってることは間違っていないし、人がすごいことしてるからとか気にしちゃいけない。自分のしてることを信じてやればいい。」

色々迷ってフラフラしていたわたしにとって、やりたいことが定まった瞬間でした。とてもあたたかい言葉をかけていただき感動しました。

 

あと、「こんなとき、フィジカル:超実践的!身体診察のアプローチ(徳田安春先生著)」というフィジカルの漫画を、徳田先生のサイン入りでいただきました!光栄です。ありがとうございました。

こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ

ブログはじめました。

はじめまして。ブログ始めます。

簡単に自己紹介

 現在某大医6年(26)  

 趣味 芸術鑑賞

 特技 魚をきれいに食べられる

 憧れ 母・出会った尊敬する先生方

 長所 割とポジティブで割と人当たりがいい

 短所 芯がなくてフラフラしてる、すぐ人の話を鵜呑みにする 

 将来 いつかゆう先生と呼んでもらえるようになりたい…

 

書きたい感想はある✨けどFacebookに投稿するのは気が引ける💦

ということで開設しました。(まだ感想でしかないので控えめに。)

慣れれば知り合いにも公開していきたいです。(希望的観測)